耐磁性能をもった機械式時計もあります

   2020/02/07

機械式時計の中には耐磁性能が付いているものがあるのをご存知ですか?

それがロレックス社の「ミルガウス」というモデルです。

スマホやパソコン、テレビに囲まれる現代人にとって耐磁性能というのは防水性能よりも大事なことかもしれません。

そこで今回はこのミルガウスという時計について少しお話したいと思います。

あらためて、磁気は時計の敵です

時計の最大の天敵である「磁気」

磁石の側に機械式時計を置いておくと磁気によって時刻が狂ってしまうことがあります。

しかし現代の生活に置いて磁気から離れることはほとんど不可能です。
なぜならスマホやテレビ、スピーカー、Bluetoothイヤホンなどあらゆる電子機器には磁気があるからです。

時計とスマホを隣においたら磁気帯びしてしまい修理(磁気抜き)へ・・・。そんな困った現象がよく起こりがちです。

そのため腕時計の保管場所などに困る人が多いのですが、実はロレックスには耐磁機能なるものを備えた時計があります。

それが『ミルガウス』です。

ロレックス ミルガウスとは


[画像出典] ロレックス公式サイトより

ミルガウスが登場したのは1950年代。

第二次世界大戦後の投資集中や技術革新によって高度経済成長時代へ突入し、工場や研究所などは磁気を発する機械で多くなっていきました。

そこでロレックスが耐磁性能をもった実用的な時計をつくろうと考えて生まれたのが「ミルガウス」です。

この頃にはすでに誕生していたのですからかなり歴史のあるモデルですね。

しかし1980年代後半になるとクォーツ時計が主流になりミルガウスは生産終了してしまいます。

約20年後の2007年に機械式時計が人気になりミルガウスが復活。磁気シールド採用ケースは耐磁性に優れ温度変化にも強くかなりタフな時計でした。

そして初代ミルガウスの特徴でもあったイナズマ針を採用していることもマニアの心をくすぐります(笑)

こうして現代の世に再びミルガウスという耐磁時計が登場しました。

耐磁性能の秘密はケースにあり

ミルガウスの耐磁性能は数値で表すと以下のとおりです。

一般的な時計 50~100ガウス程度
ミルガウス 最大1,000ガウスまでの耐磁性

※ガウスとは磁気の強さを表す数値でA/m(アンペア・メーター)という単位を使用する
※ミルガウスの「ミル」はフランス語で「1000」という意味

ミルガウスには耐磁ケースが使われており、それらがムーブメントを上と下から包み込むことによって磁界シールドをつくっています。

これにより外部からの磁気をシャットアウトする仕組みのようです。

言葉で表すのはカンタンですがものすごい技術だと思います。これの先駆けが1950年代に登場したなんて…

これだけ優れた性能があればスマホやパソコンといった電子機器を怖がる必要はありません。

職種でいえば医師や研究職の方、ITエンジニアの方などもぜひご利用してみてはどうでしょうか。

今までは磁気が怖くて機械式時計を敬遠していた方もぜひ耐磁機能をもった時計があるということを知ってもらえたら嬉しいです!

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