意外に知らない?機械式腕時計の間違った扱い方7選
腕時計はとても繊細なものなので扱い方にはいくつも注意が必要です。
とくに手巻きタイプの機械式時計はゼンマイを自分で巻かないと動かないため手間がかかります。(もちろん手間がかかる分、愛着が湧くんですけどね。)
雑な扱いをすれば消耗は早まり時計の不調や故障につながってきます。
大切な時計を長く大切に使うためにも日々の取り扱い方には細心の注意を払ったほうがいいでしょう。
ここでは気をつけてほしい間違った扱い方を7個ご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください!
目次
1、リューズを強引に巻く
リューズは時計の根幹をなす部品のひとつ。とても小さいためついつい力が入りすぎてしまったり強引に回そうとしてまったりすることがあります。
しかしリューズは細くて繊細なパーツなので力の入れ過ぎはご法度です。強引に回そうとして軸がゆがんだり曲がったりすると故障につながります。
またネジ込み式リューズは特に注意が必要です。
※ネジ込み式リューズとは、スポーツウォッチやダイバーズウォッチなどに採用されている湿気や水気の侵入を防ぐためにネジを巻くことで気密性を高める仕組みです。
通常のリューズに比べてネジ込み式リューズは摩耗しやすいので無理な力を加えて回すのはNGです。
ここが劣化すると内部に湿気や水気が侵入して一気にサビが発生する原因となるため取り扱いには注意が必要です。
こちらのページにもリューズの具体的な注意点をまとめてあるので参考にしてみてください。
2、ティッシュやタオルで時計を拭く
時計のケースやブレス、ガラスについた汚れや指紋などをティッシュやタオルなどで拭いてしまったことがないでしょうか。実はそれはNG行為です。
ティッシュは硬い繊維でできているため細かいキズが付きやすく、タオルは繊維がリューズなどに引っかかって絡まりやすいです。
汚れを拭くというメンテナンスは日々やるものなのでできれば専用クロスを用意したいところです。
オススメなのは以下のようなものです。
3、使わない腕時計を引き出しにしまう
腕時計を何本もお持ちの方は使わない時計をしまっておくことが多いと思います。とくに注意していただきたいのはそのしまい方です。
たとえば引き出しの中にしまうと中に磁石などが入っていて磁気帯びの原因になってしまったり、そもそも物がたくさん入っていて時計本体にキズがつきやすかったりします。
基本は購入時のケースか時計専用のケースに収納した上で保管しておきましょう。
4、スマホやテレビの近くに腕時計を置く
家に帰宅した後、時計を外してスマホやテレビの近くに置いていませんか?
それらの電子機器は磁気をまとっているため時計を近くに置くと磁気を帯びてしまい精度が狂う可能性があります。
とくに注意すべきなのは身近にあるスマホとテレビですが、他にもパソコンやタブレット、スピーカー、鞄のマグネットなどがあります。
5、はずした時計を鞄にしまう
外出先などで腕時計を外して鞄にいれていたら要注意です。鞄の留め具にマグネットが使われていたら磁気帯びの可能性が高まります。
そういった鞄をお持ちなら気をつけたほうがいいでしょう。
6、雨・汗はしっかり拭き取る
時計が濡れたまま放置してしまうと時計内部に水気が侵入して故障の原因となります。
とくに気をつけて頂きたいのは「雨で濡れたとき」と「夏場などで汗をかいたとき」です。
帰宅したらタオルなどで水分をしっかり拭き取って水気を残さないようにしてください。
7、オーバーホールをここ数年or一度もしたことがない
定期的なメンテナンスは必ず必要になります。
腕時計、とくに機械式時計にとってオーバーホールはマストです。
頻度は3~5年間隔で、とくに故障箇所がなくても油切れ等を起こしているかもしれないので依頼したほうがいいでしょう。
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