【画像付き】時計を郵送する人必見!故障を防ぐ正しい梱包の仕方

   2016/01/12

ここ最近、時計修理業界では「郵送修理」がスタンダードになってきました。安いし早いし、何より近くに時計修理店がない方でも利用できるのがいいですよね。

でも同時に郵送時に故障したり傷ついたりするリスクもグンと跳ね上がりました。

私自身、10社近く時計を郵送修理に出していますが毎度毎度ヒヤヒヤです。
「こんな梱包で時計守れるのか?」とか「時計入ってるんだから乱暴に扱わないでくれよ、配達員さん」とか。

相次ぐ配送業者の不祥事。最後に頼れるのは自分だけ!

とくに気になるのは配送業者ですね。一般的にはヤマト運輸か佐川急便か日本郵便のどれかを使うことが多いと思います。が、どこもいろんな不祥事を起こしています。

クロネコヤマト謝罪!!クール宅急便の常温200箇所以上 ネットで炎上
http://matome.naver.jp/odai/2138271471868932301

【佐川急便】客にCDをバキバキにして配達→「限定商品は補償しねーからww」
http://girlschannel.net/topics/41148/

最近の日本郵便がヤバすぎる…多発する郵便物の隠匿や破棄
http://matome.naver.jp/odai/2133604001483108101

おそらくいずれも氷山の一角でしょう。私は学生の頃、日雇いで配送バイトをしたことがありますが普通に荷物を投げたりしていましたから。

もっというと私達が送るのは時計です。それも10万20万もするオメガやロレックスです。ちょっとした衝撃が致命的になる精密機械ですから、「ま、大丈夫でしょ」では済ませられないわけです。

ましてや配送業者が補償してくれるわけでもないのですから、最後に頼れるのは自分だけですよ!

時計を梱包するとき、抑えるべき2の箇所

時計には絶対に死守しなければいけない箇所があります。1つは時計のガラス面です。

もっとも目につく部分であり、傷が入りやすい部分です。なのでガラス面を重点的に守る必要があります。

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2つめは裏蓋とブレスレットが触れ合う箇所です。これは革ベルトなら関係ないのですが、画像のようなブレスレットの時計は金属同士がカチカチとぶつかって傷が入ることもあります。

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  • ガラス面
  • 裏蓋とブレスレットが触れ合う箇所

この2点をしっかり梱包しておけばまず問題ないでしょう。

実際に梱包する流れを解説します

まず準備として、テーブルにティッシュを敷いておきます。(ハンカチなどでもOK)
これはブレスレットとテーブルがガチャガチャぶつかって傷つくのを防ぐ目的です。

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用意するものは以下の4点。

  • ティッシュ2枚ほど
  • プチプチ少々
  • ハサミ
  • セロテープ

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まず最初に、ガラス面を梱包していきます。ティッシュ1枚を縦に2回折ります。

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ベルトと裏蓋の間に通してクルクルと巻き、セロテープで止めておきます。

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ティッシュだけでは心もとないので、上から補強するためにちょうどいい幅でプチプチを切っていきます。

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ティッシュと同じようにプチプチも巻けたらガラス面の梱包は完成です!

ティッシュとプチプチの2重梱包なので傷がつくことは防げるでしょう。

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続いて、裏蓋とブレスレットが触れ合う箇所を梱包していきます。

用意するものが2つあります。

  • 細長いスポンジ or 細長い厚紙
  • チャック付ポリ袋

スポンジや厚紙は、なかなかちょうどいい長さのものはないと思うので、ハサミで切って長さを揃えましょう。

【スポンジ】
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【厚紙】
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細長いスポンジor厚紙を、裏蓋とブレスレットの間にはさみます。こうすることでベルトがカチャカチャ動くこともないので、傷がつきにくくなります。

はさんだらチャック付ポリ袋に入れて完成です。

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あとはダンボールに緩衝材などをつめて入れるだけです。もちろんそのまま入れてしまうと、荷物を荒く扱われた時に箱のなかで時計がシェイクされてしまいますのでダンボールに固定しておく必要があります。

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流れとしては以上になります。

修理業者から郵送キットが送られてきた場合の梱包

じつは多くの時計修理業者は「時計郵送キット」というものを用意しています。ネットから申し込むと無料で送ってくれます。(もちろん送料も無料)

たとえば以下の様な箱が送られてきます。

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中に丸いスポンジが入っているのでこれを画像のようにベルトの中に通します。

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そして箱の中のスポンジにそのまま押し込みます。これで完成。

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実物を触ってみれば分かりますが、この箱の耐久性は驚異的で、かなり信頼できます。

箱自体かなり頑丈な作りになっていますし、スポンジで時計も固定されているのでシェイクされたり傷がついたりすることもないでしょう。

ですから私だったらこういった頑丈な箱を送ってくれる業者に修理を依頼します。極力、自分で梱包材や箱を用意しなければいけない業者は避けますね。お金もかかるし、何より耐久性が不安ですから。

故障を防ぐ正しい梱包の仕方をまとめます

時計を郵送するときは、「強い衝撃による故障」「甘い梱包による傷」の2つのリスクがあります。

時計修理を郵送で行うと値段は安いですが、配送業者が雑に荷物を扱っている可能性もありますのでこれら2つのリスクも高くなります。

しかし自分の梱包次第では限りなくそのリスクを減らせます。その方法を写真を交えてここで紹介しました。

時計にはお金で買えない思い出も詰まっています。私のデイトジャストも祖父から譲り受けたものです。壊されたときに全額弁償されたからといって思い出までは返ってきません。

最後に信用できるのは自分自身だと思って、ぜひ正しい梱包をしてから郵送しましょう!

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