時計のオーバーホールっていくらかかるの?大体の料金や相場を知って参考にしよう

   2018/09/04

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時計を修理またはオーバーホールする際に一番気になるのが価格だと思います。

オメガやロレックスはただでさえ数十万しますからメンテナンス費は誰だって抑えたいでしょう。私なんかは時計を4本も持っているので大変です(^_^;)

では時計のオーバーホールは大体どのくらいでできるのか、その相場などをまとめてみます。

機械式時計のオーバーホール料金相場とは?

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大体2万円~5万円以内です。

これは時計のブランド・モデル・状態によって変動します。
クロノグラフだったらもっと高くなるかな。

オーバーホールとは分解掃除のことなので、分解・洗浄・調整・注油・組立・点検など一連の作業が行われます。たとえば潤滑油が切れていたらさしてくてますし、歯車などがボロボロになっていたら交換してくれます。

ただし部品破損・交換などがあれば別途修理代が加算されるので注意が必要です。

オーバーホールは故障したときにするものではありません。人間ドックみたいなもので定期的に異常がないかをチェックすることによって故障を予防するものなのです。ですから時計を長く使いたいなら必須といえます。

またいろいろな業者に相見積もりを出してみて知ったのですが、時計修理店によってもオーバーホール料金はバラバラです。これには驚きました。

実際に私が見積り依頼をだしてみた業者一覧があるので試しに見てみてください。具体的な見積もり金額を載せているのでイメージしやすいと思います。

→私がこれまで時計修理業者に出したオーバーホール見積もり結果の一覧表

時計のオーバーホールはどこでできる?

大きく分けて2つあります。「メーカー修理」と「時計修理の専門店」です。

メーカー修理はロレックスの場合は日本ロレックスで、オメガの場合はスウォッチです。一方で時計修理の専門店は街の時計屋さんだったり家電量販店に店を構えてたり、店舗はもたずにインターネットで商売をしていたりと形態はさまざまです。

これらの店では修理だけでなく定期的なオーバーホールも受けてくれます。

一番の違いは料金でしょう。メーカー修理は料金が高めな分、正規の販売店なので純正パーツがありますし安心感・信頼感があります。保証もしっかりしているでしょう。一方で時計修理の専門店は安心感は正規のメーカー修理に劣るものの、圧倒的な安さがあります。

安ければオーバーホールを依頼していいのか?

では1万円だったら安いからそこに依頼すればいいのか?というと当然それだけでは判断できません。
「安かろう悪かろう」という言葉がある通り、安くて品質の悪い業者もまれにあるからです。

この安さと品質のバランスは永遠のテーマです。

安くてちゃんとした修理をしてくれる(安心できる)業者を見つけるのが重要です。その見つけ方などは別の機会でまとめたいと思います。

オーバーホールは一回やって終わりじゃない。

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オーバーホールとは時計のメンテナンスです。メンテナンスとは定期的に行うものです。

時計には精密な金属部品が使われていて、長年使っていると油が切れて摩耗してきます。例えば時間が少しずつ遅れるようになったらその兆候が出始めています。また、長年使わずに放置されてきた時計などは部品がサビて動かなくなってしまうことが多いです。

これらを防ぐためにも定期的に分解して洗浄し、油をさしてやる必要があるのです。

ですから、当然一回やればもう二度としなくていいなんてことはありません。
一般的に3年~5年周期で行うのが推奨されています。

時計のコンディションが悪ければ3年後に必要かもしれませんし、コンディションが良ければ5年後でも大丈夫です。(コンディションは保管方法などが関わってきます)

ではコンディションの良し悪しは何で判断するのか?
もっとも分かりやすいのは時刻のズレです。時計のオイル切れが起きると時刻がズレるようになりますのでそれをオーバーホールのタイミングと考えてもいいでしょう。

ただし時刻がズレてないからまだやらなくても大丈夫だ~と油断しているのもよくありません。少なくとも5年毎にオーバーホールするものと覚えておきましょう。

機械式時計の場合はクォーツ時計のように電池交換がないのでこの辺りの判断は難しいですがぜひ上記を参考にしてみてください!

トータルコストを考えてみよう

私が20年近く前にはじめて購入した「オメガ シーマスター」はすでに3回ほどしています。(たしか)

時計自体の購入価格は20万円程だったと思うので、もうすでにオーバーホールでそれに近い金額を使っているわけです。改めて考えると恐ろしい…(笑)

高級時計は一生ものですから死ぬまで使えますがこのように維持費が死ぬまでかかるわけです。残りの人生あと40年生きたとして、8~10回ほどのオーバーホール(金額にして20~40万円程度)がかかる計算です。

そう考えると少しでも安くオーバーホールをしてくれる業者を探すのはもはや必須ですね。このブログでは私が身銭を削って色んな業者を試して、安いのに品質の良いベストな業者を紹介していくので引き続きチェックしていてくださいね!

▼時計ごとに知りたい方はこちら


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